大学

新年度がスタートして演習授業も始まりました

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視覚伝達デザインコース准教授の深澤健作です。

新学期が始まって1ヶ月が経とうとしており、気が付けばゴールデンウィークも間近となりました。

さて、デザイン学部には感性演習というデザインの表現に必要となる基礎的な「描く」こと、「つくる」ことを修得する為の授業があります。

私は、感性演習「描く」という授業を担当しており、1年次の学生に様々なデザイン分野に活かす事ができる描画の指導を行っています。この演習授業は、デッサンや着彩画を深く掘り下げながら、デザイン表現としてのコミュニケーション能力が高められる構成となっています。

 

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〈授業風景〉モチーフを目の前にマーカーを使った表現の演習の様子

 

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学生作品「静物デッサン」

基本的な、面や曲面のデッサントレーニングを経て、静物デッサンを行いました。
制作を重ねるたびに成長する姿を見て、とても感心させられます。

 

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学生作品「静物デッサン植物の観察画」

観察し発見した事を、描く課題です。言葉や文字だけではなく、絵で何かを伝える事もデザインにとっては重要なコミュニケーションの要素です。

 

オープンキャンパスやホームページでも、さまざまな課題作品や授業の様子もご覧いただく事ができますので、是非そちらの方もご覧ください。
(掲載した作品は2022年度の授業内で制作された作品となります)

工業ものづくりデザインコース演習授業の発表会を開催しました

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工業ものづくりデザインコースで「工業デザイン」「立体造形デザイン」を担当している酒井です。先日、2年生で初めて体験する専門演習の課題作品発表会を開催しました。

演習のテーマはずばり「椅子」です。
この授業の前半では、今まで使ってきた身近な椅子を題材にして、素材や寸法といったスペックだけのことだけではなく、使用者にしかわからない“椅子という製品と過ごした時間”までをも含めたリサーチを行い、プレゼンテーションボードにして発表しました。次にケント紙やスチレンボードといった扱いやすい素材で、椅子のミニュチュア模型を個人で制作しました。ここまではオンライン中心での授業を行いました。
後半では、対面授業のグループワークを中心として、ダンボールを素材にして実際に座ることのできる椅子を原寸大で制作しました。対面授業で素材に触れて、さらに使用できる強度をもったものをつくることで、実際に身体を使って形やデザインの成立要件を確かめながら制作を進めることができたのは良い経験になったと思います。
最後に自分たちが制作した椅子が、より魅力的に伝わるように、グループごとに工夫を凝らしたプレゼンテーションを行いました。身近な製品を改めて考え直すところから始まり、素材に触れて、ミニュチュアのスケールから原寸サイズの使えるものを制作する。さらに個人の活動からグループワークでの制作、発表へとつなげることで、「椅子」を通して様々な角度から製品を考えてデザインプロセスを体験できる演習授業となりました。皆さんもぜひ、本学部に入学して実践的なデザインの力を身につけてください。(デザイン学部 酒井 正)

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大田区の地域講座を実施しました

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空間演出デザインコースで「コミュニティ」のデザインを専門としている酒百です。先日大田区主催による公開講座(おおた区民大学 公開講座「未来へのバトン〜おおた地域学・入新井の記憶」)に学習支援者としてワークショップを行いました。 

この講座は、大田区が生涯学習として区民に対して様々なテーマで開催している一つの講座で、大田区の各地域に焦点を当て、その地域の今後を区民と一緒に考えていくものになります。今回は「入新井」という地域を対象とした連続4回の最終回を担当しました。これまでの学びをふまえ、地域の年表や地図に自分を重ねて記憶を掘り起こし、それを参加者同士で共有し合い、まちの記憶としてアウトプットします。いわば、参加者の記憶に基づいた地域の歴史や地図をデザインする作業であり、それは、参加者相互のコミュニケーションをデザインする事でもあります。そんな役割を果たすデザインもあるのです。

本学の学生3人も講座の補助として参加し、区民の記憶に寄り添い、アウトプットのお手伝いをしました。コミュニケーションの手段として言葉は、互いに理解できる便利なツールです。しかし言葉にも捉えかたや表現のしかたによって、受け取りかたは変わります。コミュニケーションにおけるデザインは、そのインプットとアウトプットの翻訳作業とも言えます。 

今回学生たちにとって世代も育った環境も違う人々の声を聞き、互いの意味をすり合わせる作業は難しかったと思います。しかし、そうしたことがコミュニケーションとして大事であり、地域において「未来へのバトン」とも言える作業です。過去のできごとに驚いたり、感心したりするなかで得た経験は、今後のデザイン研究に必ず活きてくるものだと思います。皆さんも、本学で貴重な体験をしてみませんか。(イン学部 酒百宏一) 

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総合型選抜(全学部AO入試) 出願受付期間について

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2022年度総合型選抜(全学部AO入試)の出願受付期間は9月9日(木)までです!
インターネット出願も可能ですので要項をご確認のうえ、ご出願ください。

https://www.teu.ac.jp/entrance/2021.html?id=153

 

 

デザイン学部バーチャルオープンキャンパスDAYオンライン教員相談のご案内

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だんだんと暑くなってきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。例年ですと夏に向けてオープンキャンパスが盛んに行われて、興味がある大学に足を運ぶ時期ですが、今年はこれまで行われていた形式で来場者の皆さんをお迎えする開催が難しい状況にあります。そのため本学ではリモートシステムで出来ることを駆使してバーチャルオープンキャンパスを7月より開催しています。

デザイン学部ではこの後8月1日(土)と8月30日(日)に開催する予定です。その中で遠隔であっても身近な面接が可能なリモートシステムであるZOOMを使って、大学のカリキュラムや大学生活、卒業後のことなどをデザイン学部の担当教員と自由に相談できる『教員とのオンライン相談』を開催します。

普段から大学の広報担当の職員が相談役となってオンラインで開催していますが、バーチャルオープンキャンパスDAY当日は、授業を担当しているデザイン学部の教員と直接話をすることができる貴重な機会となります。

なお事前の申し込みが必要となりますので、希望者は下記URLからリンクへ移動してお申し込みください。大学での授業や生活、研究活動など生の声を聞ける貴重な機会でもありますので、奮ってご参加ください。

 https://www.teu.ac.jp/entrance/open/schedule/event.html

上記URLページ内の申込イベントで「8月1日(土)バーチャルオープンキャンパスDAY (蒲田)」を選択して「次の画面へ」に進み、画面中央の「デザイン学部」を選択して画面下へスクロールして希望の時間枠にお申し込みください。申し込みは先着順となります。8月1日(土)開催分の申し込み締め切りは7月29日(水)12:00までとなりますのでよろしくお願い致します。(酒井 正)

 

(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.