デザイン

「TUT就活ナビ」のロゴデザインについて

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こんにちは。視覚伝達デザインコース助教の舟山です。

東京工科大学には、学生の就職活動に関して様々なサポート体制があります。その一つが「TUT就活ナビ」というウェブサイトです。

このサイトは、様々な求人情報や先輩たちの就職活動における活動の事例を閲覧できたりと、就職活動にとても役立つものになっています。昨年まで同様のサービスがあったのですが、より詳細な情報を取得するサイトリニューアルに合わせて、名称変更とロゴデザイン作成の必要があり、私が提案したロゴデザインが採用されました。

以下が採用された案です。

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このロゴデザインをプレゼンテーションする際に、以下のような文章を用意していました。

生き生きとした就活へ。
現在「就職活動」という言葉は、学生にとってはプレッシャーを感じたり、不安に思ったりする言葉になっているのではないかと思います。
しかし、これまで職業としては捉えていなかった活動に触れたり、様々な人と出会い、あるいは自分を見つめ直したりするような生き生きとした活動に捉えた人ほど、良い結果に結びついているのではないでしょうか。
学生にとって馴染みやすく、普段の会話でわかりやすい「TUT就活NAVI」という名称で、身近な存在としていつでもアクセスしたくなるサイトの顔になるようなロゴデザインです。


東京工科大学が最も力を注いでいる学生の就職活動では、このサポート以外にも学内にキャリアサポートセンターという、学生が直接、就職相談ができる窓口があり、万全の体制を整えています。今日の就職活動は、個人でも情報の取得ができるからと思いがちですが、会社あっての活動ですから、ひとりだけで取り組むものではありません。

このロゴデザインのように、サポートを利用しながら、生き生きと取り組めるような就職活動になってもらいたいと思っています。

 


*「TUT就活ナビ」は学内者専用サービスです。

ライフスタイルに寄り添うデザインの実践

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こんにちは! 工業ものづくりデザインコース助教の高澤恭子です。
今回は普段の授業や学生参加のイベントではなく私自身のデザイン制作研究の様子を紹介します。

私は人の生活をより豊かにするものづくりの実践として、ジュエリー、インテリアを中心にライフスタイルに寄り添ったデザインと実制作をKYOKO TSUDAというブランド運営を通して活動しています。

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新作のSTONE ARCH RING

 

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陶器の花器の作品群GARDEN

 

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代表作のBIJOUシリーズ(ピアス、イヤリング)

 

素材や分野の枠にとらわれず、デザインの新たな発見や可能性を見出すことを念頭に、主にジュエリーや陶を使ったオブジェクト制作などを行っています。
デザインとアートとクラフトの間、量産と工芸品の間など、境界を超えたり混ぜたりすることで新しくて見たことのないものを産み出すことができると考えています。

昨年は、CIBONE(シボネ)表参道にて制作したジュエリーや陶器の展示を行ないました。
シボネが掲げている「New Antiques, New Classics」という理念は、未来のアンティークになるような長く使いたくなるもの、これからクラシックになっていくような強さのあるものに注目し、「ものとつきあう」ことを提案しています。
ものづくりと環境問題が問われている昨今、未来に対して長く使えるものづくりはどの分野でも必要不可欠です。実際のものの強度だけでなく、受け継がれるために魅力あるデザインを産むことが今あるデザイナーの使命だと思い制作研究を続けてまいります。

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CIBONE表参道での様子

 


昨年CIBONE表参道にて行われた展示のHP(現在は終了しています)
https://www.cibone.com/news_exhibition/6840/

2023年3月29日(水)から4月18日(火)まで、同じくCIBONE表参道にて展示を行う予定です。

東京オートサロン2023で発表しています。(1月15日まで)

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こんにちは。工業ものづくりデザインコース教授の酒井です。
12月にこのブログでお伝えした〈TOM’S×大学生による「クラウン+α」の新たな価値想像プロジェクト・ワークショップ〉の提案が発表されましたので紹介します。

プロジェクト・ワークショップの内容は(TOM’S × 大学生によるワークショップを開催しました)をご覧ください。

2日間のワークショップの最後にプレゼンテーションした内容を展示発表するために各チームが作業を続けてきました。さらに工業デザイン専攻の両コースの学生だけでなく、視覚伝達デザインコースの学生が加わり、グラフィックレイアウトのデザイン作業を行い3つのチームの提案がそれぞれ特徴のある内容になりました。

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展示されているパネル

3つのチームのコンセプト

「クラウン→スニーカー」
高級車であるクラウンを若者にとって身近な「スニーカー」のような存在となるように提案

「クラウン−車」
クラウンから「車」という要素を取り除いて見えてきた魅力を大学生の視点で整理し、新たな魅力、価値として再定義した提案

「クラウン+ソフトムス」
一般的には硬いイメージのある車をとことん柔らかいものにして乗る人が包み込まれる空間を提案。トムスのハードなイメージを「ソフト」なものに変える!?

 

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TOM’Sブースの様子

これらの提案を1月13日から開催の東京オートサロン2023のトムスブースにてパネル発表しています。ビジネスデー(業界&報道関係者)となる展示初日には多くの方にご来場いただき、提案に対して様々なご意見を頂戴することができました。さらに会場では視覚情報デザインコースの学生が撮影、編集制作したワークショップの様子のムービーも公開しています。

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会場にて参加学生とトークセッションを開催しました

 

この様にデザイン学部の4つのコースの学生が協力して制作を進めることができることが本学部の特徴であり、今回はその特徴がよく表れたプロジェクトとなっています。
14日(土)・15日(日)の2日間も開催していますので、会場にお越しの際には展示ブースまでお立ち寄りください。

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たくさんの方にご覧いただいております。

 


東京オートサロン2023
日程:2023年1月13日(金)14日(土)15日(日)
会場:幕張メッセ
https://www.tokyoautosalon.jp/2023/
(入場の際は事前にデジタルチケットが必要となります。
 詳細はイベントホームページをご覧ください)

TOM’S × 大学生によるワークショップを開催しました

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こんにちは。工業ものづくりデザインコース教授の酒井正です。

1210日(土)11日(日)2日間の日程で、デザイン学部がある蒲田キャンパスにて〈TOMS × 大学生による「クラウン+α」の新たな価値創造プロジェクト・ワークショップ〉を開催しました。これはレーシングチームやコンプリートカーで有名な株式会社トムスとの共同プロジェクトで、東京工科大学と慶應義塾大学、千葉大学の3つの大学から14名の学生が参加しました。

トヨタ自動車株式会社から7月に発表されたNewクラウンに、さらに新たな価値を提案することが目的で3つの大学の学生が交流して、普段の授業とは違う新しい発見のある時間となりました。特別ゲスト講師としてモータージャーナリストの今井優杏さんをお招きして、現代社会における若者とクルマとの関係をテーマとした講演を聴いたり、発売されたばかりのNewクラウンを校内に用意して実車に触れながらリサーチを進め、工業製品としてのクルマの魅力、クルマを所有することの意味、クルマがある社会の変化まで、様々な角度からクルマを考える機会を設けました。トムスのスタッフの皆様からもアドバイスを頂きながらワークショップが進みました。

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特別ゲスト講師による講演

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前日に納車されたNewクラウンを大学に持ってきました

2日間の最後には3つのチームがプレゼンテーションを行い、それぞれから特徴のある新たな「クラウン+α」の価値の創造が提案されました。

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スケッチを多用したプレゼンテーション

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2台のプロジェクターを駆使してのプレゼンテーション

ここで提案された内容は、本学の視覚伝達デザインコースの学生が編集、レイアウト作業を行いグラフィックパネル化し、視覚情報デザインコースの学生が編集したメイキングムービーと共に、20231月に幕張メッセにて開催される東京オートサロン2023のトムスブースにて展示されます。会場にお越しの際には展示ブースまでお立ち寄りください。


東京オートサロン2023 

日程:2023年1月13日(金)14日(土)15日(日)
会場:幕張メッセ
https://www.tokyoautosalon.jp/2023/
(入場の際は事前にデジタルチケットが必要となります。詳細はイベントホームページをご覧ください)

 

おおた区民大学で親子ワークショップを開催しました。

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こんにちは!空間デザイン専攻学部生4年の高橋沛恩です。

先日、おおた区民大学の提携講座として、3日間にわたる親子ワークショップが開催されました。今年のテーマは「大学生と一緒に新聞紙で隠れ家をつくろう~地域につながるデザイン 親子ワークショップ~」。
今回のブログでは、ファシリテーター(グループの活動を円滑に進める進行役)として参加した私の視点からワークショップの様子をお伝えします!

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全3日のワークショップは、1日目は学内で、2日目と3日目は糀谷文化センターで開催されました。

初日は、新聞を様々な方法で加工して、空間づくりの材料にする方法を学びました。
親子で申し込んでいただきましたが、当日くじ引きをし、私たち学生と親子それぞれがランダムでグループに分かれました。
誰と一緒になるかドキドキです!
グループ分けの後、アイスブレイク(参加者の緊張をほぐす手法)を兼ねて、グループ対抗で新聞の文字探しゲーム!
不安でソワソワしていた初対面の人同士が徐々に親しくなって行く様子が見られました。
その後、身近な素材を使った空間づくりに関する講座を聞き、制作に入りました。
制作では、グループごとに新聞紙でつくった棒で、1/10サイズの空間をつくりました。
個々が制作したものを互いに貼り合わせたり、橋渡ししたりと、各グループで一つの空間を制作し、最後はグループごとに作った空間について発表しました。
各グループが発表直前まで、新聞棒を付け加えたり、取り外したりして、最後の最後までどんな形になるか分からないワクワク感がありました。

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2日目は、空間づくりを学んだ大学から街に飛び出し、皆で協力して隠れ家をつくりました。
初日とは違い、今度は自分たちが入ることができる空間を新聞棒でつくります。
つくりたい空間のイメージをグループで描いてから、制作に入りました。
初めは、どこを入り口にし、どの部分を通路にするなどを決めながら進めましたが、途中で、新たな入り口ができたり、通路が塞がれたり、建てた棒が倒れてきたりと、予想外の形に徐々に変化していきました。そして、その変化に対して、元に戻そうとしたり、新たな形をつくったりと、空間が有機的に変化して行く過程が見られました。
完成した空間を見たときに、グループメンバーごとに、入り口の位置や、空間の割り振り、呼び名などに対する認識が違っていました。そのような、有機的に変化していった空間に対する、それぞれの見解の違いが興味深かったです。

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3日目は、制作した空間を解体し、その一部を加工した、オーナメントづくりをしました。
解体することに対して、最初は名残惜しさがあるようで、躊躇している姿が見られましたが、スタートすると、あっという間に全てが解体されました。
そして、中央に集まった新聞棒の山から、オーナメントの材料として自分なりに価値ある新聞棒を探し、自分だけのこだわりを形にしました。壊れた形を利用した作品や、一本一本の新聞棒で作りたい形に加工した作品など、見つけた新聞棒の特性を生かした作品が多く見られました。
完成したオーナメントの形や用途について、生き生きと楽しく話す姿を見て、参加者それぞれが納得できるオーナメントが完成したことが伝わりました。

普段の作品制作は、自分との対話で進める場面が多いのですが、今回のワークショップを通して、参加者と一緒に作品作りすることで、客観的な視点で作品に向き合う経験ができたと感じます。特に、参加した親子と一緒にデザインのアイディアを考える過程で、多世代にわたる方々の多様なアイディアに接し、大きな刺激を受けました。
今回はファシリテーターとして参加させていただきましたが、改めてデザインの楽しさやデザインの可能性を感じることが出来、今後の空間デザインに関わる上でとても有意義な経験となりました!
ありがとうございました!

 


デザイン学部ホームページ
専攻紹介・コース紹介の下、〈デザイン学部の地域連携活動〉からワークショップの様子が動画でご覧になれます。
 
ワークショップの動画へ直接リンク(新規ウインドウが開きます)
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デザイン学部の視覚専攻について[これまでの記事の紹介]

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こんにちは。視覚伝達コース助教の舟山貴士です。

今回は、これまでのブログの記事の中から「視覚デザイン専攻」について扱っているものをまとめてみようと思います。

「視覚デザイン専攻」は3年生から「視覚伝達デザインコース」と「視覚情報デザインコース」に分かれていきます。
初めは「グラフィックデザインを学んでみたい」と思って入学してきた人も、授業を受ける中でさまざまなジャンルのデザインに触れることで、それぞれにあったコースに進むことになります。


以下の二つの記事は2年生の後期に実施される「専門演習I」の課題の紹介を行なっている記事です。
半年の中で前半と後半に分かれていて、「視覚伝達デザインコース」と「視覚情報デザインコース」のどちらも課題を通して専門性を選択できます。
(年によって、課題の内容も異なります。)

 

[視覚伝達デザインコースの授業紹介]
「視覚伝達デザインコースでビジュアルコミュニケーションを学ぶ」(2022年1月掲載)
http://blog.ds.teu.ac.jp/blog/2022/01/post-a0a63f.html

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[視覚情報デザインコースの授業紹介]
「演習課題:食べ物についてのインフォグラフィックス」(2021年11月掲載)
http://blog.ds.teu.ac.jp/blog/2021/11/post-010e88.html

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また、デザイン学部では、地域連携や産学協同の活動も行なっています。
下の二つは、2022年度に行なったプロジェクトです。
授業以外での取り組みになりますが、学外の方とコミュニケーションを取りながら課題に取り組むという経験はとても大きなものだと思います。
(こちらも、年によって開講されるものも異なります)

「地域連携 クーポンアプリ「トクシー」による大田区商店街の活性化プロジェクト」(2022年10月掲載)
http://blog.ds.teu.ac.jp/blog/2022/10/post-8bd3d8.html

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「ダイナコムウェアとフォント作成ワークショップを行いました。」(2022年10月掲載)
http://blog-design-teu.cocolog-nifty.com/blog/2022/10/post-2473b8.html

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東京工科大学デザイン学部は、初学からデザインの分野に進めるという特長があります。
例えばこれまでに聞いたことはある視覚デザインでも、実際にどんなことが自分にできるのか、入学してから課題に取り組み、できる事への考えを巡らせ、時間をかけて見つけていくことが可能です。

 

これからの工業デザインとは

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 工業ものづくりコースで「工業デザイン」や「モビリティデザイン」を教えている相野谷です。工業デザインというと、皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか?"工業"とつくので、クルマやテレビというような大きくて硬いイメージを持っている人も多いかもしれません。もちろん、クルマやテレビも工業デザインの対象ですが、それだけではなく、いわゆる家電製品も工業デザインの対象ですし、雑貨や文房具、キッチン用品なども対象になります。そのため人々の生活によりフィットした、モノの様々な価値を見つけてデザインしていく事が重要になってきています。
 現在販売されている家電製品の中にはロボット技術を取り入れたものがありますが、その代表的なものとしてはiRobot社のルンバがあります。iRobot社はもともとロボットを製造する会社で、その技術を応用して家庭用のロボットを作ったのがルンバです。家庭用というと、円柱状の掃除機が多くありますが、ルンバが従来の掃除機と違うのは、勝手に掃除をしてくれるということです。(途中で絡んだりする問題は多少ありますが、、、)これは自分が違うことをしていても、ルンバが掃除してくれるということで、今までの自分が操作して使うものという道具としての存在から、自分ではない存在が、もう一人の自分のように仕事をしてくれる存在といえます。
 人々の生活に合わせたモノの様々な価値とは、ルンバのような高い技術を使ったものだけではなく、日々の生活をより楽しく、明るくしてくれるような、インテリアや雑貨の存在のような工業デザインも増えてきています。トースターやポットなどに見られるように、片付けないで出しておいても部屋の雰囲気を邪魔せず、インテリアオブジェのような存在としても機能するようにデザインされたものが販売されています。
 自動車のデザインでもスポーツカーや高級車のような、いわゆるかっこいいデザインだけでなく、環境に配慮したエコカーや女性ユーザーのためのかわいいデザインなども登場しています。さらに、自動運転によって、自分の部屋が移動するような、リラックスしたままソファーのような座席に座っているだけで目的地に到着するという体験を提供するコンセプトカーも登場しています。このように、デザインの価値はさらに広がり多くの人々の使い方に合わせた提案ができるデザイナーが求められると思います。
 東京工科大学では、このような様々な価値を生み出す工業デザイナーを輩出するためにデッサンや造形などの感性教育を大学のカリキュラムとして取り入れ、絵や工作が上手い、というだけではない、次世代に対応する基礎を身につける教育活動をしています。
 今年度は、コロナ禍ということでオンラインでの授業で始まりましたが、インターネットを活用した遠隔システム用のアプリケーションなどを使いながら、グループ活動を含めたデザイン開発の授業を行いました。実際のデザインの現場でもコンピュータが必須ですが、企業内よりもインターネットやスマートフォンに馴染みがある学生の方がアプリケーションに早く馴染み、使いこなして、デザイン開発手法として身につけたのではないかという印象もあります。いろいろなことに興味を持っていれば、積極的に学ぶことができると思います。ぜひ一緒にこれからのデザインを考えましょう!(相野谷 威雄

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サスティナブル社会とデザイン

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みなさん、こんにちは。デザイン学部の本郷です。今回はサスティナブルとデザインについてお話ししたいと思います。サスティナブルってなんでしょうか。中学や高校の授業などで習ったことのある方もいらっしゃるかとも思いますが、今後のデザインにも大いに関係することなのです。サスティナブルとは「ずっと続けていくことができる」という意味ですが、将来の世代の人たちのために環境を壊さず、また資源を無駄にせずに、今の暮らしを良い状態に保とうとすることです。デザイン学部では、いくつかの授業や演習において、サスティナブルとデザインについて学ぶ機会を設けています。その理由は、デザインの役割というのは、人の営みを豊かにするということだからです。

現在の地球環境が温暖化の影響で急激に悪化していることは言うまでもないことですが、一説によれば、今の温暖化がこのまま進んだ場合、2100年には人類は地球上で生活するのが難しくなるとすら言われています。現在、全世界的に温暖化を食い止めようとする様々な取り組みが行われているとはいえ、一番大切なことは私たち個人の意識の持ちようと行動だということを忘れてはなりません。個人の生活レベルでは、「ゴミを分別する、できるだけ出さない」「モノを大切につかう」「環境に悪いものは使わない」という程度で、本当にその行動が地球環境のためになっているのか実感することができず、もどかしく感じることも多いと思います。
しかし、個人の生活レベルではもどかしく感じるようなことでも、仕事のレベルにおいては自分の考えや方法を反映させることで、地球環境に貢献できることを実感できるかもしれません。デザインは新しい「モノをつくる」ことであると同時に、「モノをつかう」ことについて考える仕事でもあります。世の中には様々な仕事がありますが、デザインほど、これからの地球環境にとって重要な鍵となる仕事はないとさえ言えるかもしれません。これからのデザインに必要なことは、「単にモノのデザインをすること」、ではなく「そのモノの意味」、「そのモノのあり方」、「そのモノと人と環境との関係」をしっかりと考え、大量生産、大量消費を良いことと考えてきた従来のデザインの役割を見直し、人々の生活にとって本当に必要なモノ、環境を悪化させないモノを創り出すことではないでしょうか。

デザインには、人にとっての本当の豊かさを見出したり、環境を良くすることができるアイデアと可能性が多く秘められています。私たちデザイン学部の教員にはそのことを皆さんに伝える役目があります。これからの将来を担う若い世代から、デザインの力によって未来を変えることができる人がたくさん出てくることを期待しています。(デザイン学部 本郷信二)

大西景太講師のデザインラボでの研究活動紹介動画を掲載

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2018年6月29日(金)から21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2で開催されている企画展「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」での大西景太講師の研究活動紹介動画を公開しました。

■「デザイン学部WEB」

https://www.teu.ac.jp/gakubu/design/index.html

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6/14 日曜日、いよいよオープンキャンパス開催!!

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6/14 日曜日、いよいよオープンキャンパス開催!!

時間:1000930受付開始)〜 16001500受付終了)

 ※申し込み不要・入退場自由

◯ 視覚デザインコースに加え、新設された工業デザインコースの特長や

  自分にあった入試選択について説明します。

  ※ 進路選びの決め手となる、催しがたくさんありますよ!

 

体験授業A

 マイグッズでマイフォント(デジタル書体)デザイン<新規企画>

 

 文房具や雑貨などの身近なグッズを使って、活字(フォント)を組んでみま

しょう。

 文房具や雑貨の形や色を活かして、フォントに置き換えるプロセスを楽しみ

ながら制作します。

 

体験授業B

 3D-CGで空間デザイン~X氏の部屋2015/模様替え~」<新規企画>

 

・季節に合わせてX氏の暮らす部屋の模様替えを考えてもらいます。

・3Dシミュレーションソフト「スケッチアップ」を使い、家具の配置にチャレンジします。

 

体感スタジオ

 工科大で大変身! <新規企画> 

 来場者の一人の人物が、もう一人の別の人物やヒーローに変身する動画を制作します。

     デジタルエフェクトを使った映像デザインを楽しく学び、体感するコーナーです。 

*デザインを学ぶ在学生が参加者に画像加工や合成方法を楽しく教えてくれますよ!

 

 

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(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.