Shiseido Beauty Park訪問レポート ―「美」と科学・文化の接点を探る―
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こんにちは、デザイン学部視覚デザインコース 准教授の深澤健作です。
先日、同じデザイン学部視覚デザインコースの葛原俊秀先生とともに、本学と資生堂との交流の一環として、 横浜・みなとみらいに位置するShiseido Beauty Parkを訪問しました。本訪問には千葉茂理事長をはじめ本学各学部の教員が参加し、資生堂の研究開発拠点における「美」の探究と、その体験型展示について理解を深める機会となりました。
館内では、「美」を科学と感性の両面から捉える展示が展開されており、特に印象的だったのが、Art & Science LabとArt & Heritage Passageの2つのエリアです。
Art & Heritage Passageでは、資生堂の歴史や文化的活動を通じて、「美」がどのように時代とともに形成されてきたのかが紹介されていました。特に印象的だったのは、記憶と結びついた香りを体験する展示で、感覚と記憶、そして表現が密接に関係していることを体感する機会となりました。
常設展示「1872」
日本初の民間洋風調剤薬局として、銀座に創業した当時の貴重な歴史資料が展示
常設展示「What enriches life?(何が人生を豊かにするか?)」
美や人生について、様々な問いかけが空間に散りばめられている
体験型展示「Scent of Memory(記憶の調香台)」
季節に合わせた没入感のある映像を楽しむことができ、場面ごとにシンクロしたやさしい香りが漂う体験も用意されています
また、Art & Science Labでは、映像・音・香りを組み合わせた没入型の体験を通して、身体や感覚から「美」を捉える試みが行われていました。巨大スクリーンによる映像体験は、単なる鑑賞にとどまらず、心身の状態に変化をもたらすよう設計されており、「美」が感覚を通じて成立することを実感できる内容でした。
体験型展示「Art & Science Lab」
季節に合わせた没入感のある映像に加え、場面ごとにシンクロしたやさしい香りが漂う体験も魅力のひとつです
今回の訪問を通じて、資生堂が「美」というテーマを、研究開発とブランド、科学と感性の双方から一体的に捉えていることが強く印象に残りました。単に製品を生み出すだけでなく、その背後にある思想や体験を社会に提示する姿勢は、デザイン分野においても多くの示唆を含んでいます。
自分が担当する授業においても、素材・感覚・意味のつながりや、体験としてのデザインという視点を取り入れながら、「美」と視覚表現の関係について探究していきたいと考えています。
今後の連携の可能性も含め、大変有意義な訪問となりました。
Shiseido Beauty Park(資生堂)
所在地:神奈川県横浜市
公式サイト:https://shiseidobeautypark.shiseido.com/





