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2026年6月

【授業レポート】工業デザインコース専門演習 LEDユニットを活用した「光を使ったデザイン」について

東京工科大学デザイン学部講師の堀川卓哉です。


工業デザインコースではLEDユニットを活用した「光を使ったデザイン」をテーマに演習を行いました。

学生たちはLEDの構造を理解しながら、光の広がり方や透過性を考慮した筐体デザインなど、さまざまな表現を試みています。

演習では各班に1台ずつ3Dプリンターを配備し、3D CADで設計したデータを実際に出力して試作を進めました。

近年は3Dプリンターの出力速度が向上し、価格も手頃になってきたことで、より一般的なツールとして学生が積極的に活用できる環境が整っています。

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演習室の様子

学生たちはこれまでに学んできた知識を応用し、形だけでなく「光の演出」を含めたデザインを製品として実体化していきます。

また、卒業生で現在「コイズミ照明株式会社」で活躍するデザイナーが来校し、学生たちとアイデアを語り合う機会もありました。

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演習の様子

社会で活躍する先輩との交流を通じて、学生たちは新たな視点を得ながら、それぞれのデザインを深めていきました。

 

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実作品例

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ライブパフォーマンスイベント「ミューテイト・エーアイ・トロンボーン」に出演しました!

こんにちは! 情報デザインコースの井藤雄一です。

先日5月25日、松村誠一郎教授とともに、ライブパフォーマンスイベント「ミューテイト・エーアイ・トロンボーン」に出演しました。

本イベントは、トロンボーン奏者の村田厚生さんが主催するコンサートイベントです。当日は、村田さんのトロンボーン演奏を中心に、作曲家やコンピュータ音楽家、メディアアート作品を制作する研究者・アーティストたちが、それぞれ異なるアプローチで音とテクノロジーを組み合わせたパフォーマンスを行いました。

コンサートは、村田さんと出演者がコラボレーションしていく形式で進行しました。作曲家・電子音響デザインの佐原洸さん、コンピュータ音楽家・作曲家の池田拓実さんの演奏に続き、デザイン学部教授の松村誠一郎先生によるパフォーマンス「Trombone Ghost」が演奏されました。

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手前にMacでPdを操作して演奏中の松村先生。奥のステージ上にはトロンボーンの村田さん。

 

松村先生のパフォーマンスでは、Pd(*1)でプログラムしたシステムを用いて、村田さんのトロンボーンの音をリアルタイムに取り込みながら演奏が展開されました。演奏が進んでいくとトロンボーンの演奏をシステムが解析し、模倣したホワイトノイズとフォルマントシンセサイザーの音がコンピュータから応答するように出力されます。その音は、演奏者にまとわりつく「幽霊」のような振る舞いになり、次第に独自の意志を持つような存在感を帯びていきます。人間とシステムの関係について問いかけるようなパフォーマンスでした。

休憩をはさんだ後には、村田さんご本人による作品が演奏され、続いて井藤のパフォーマンスを行いました。

 

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会場後方で演奏中の井藤。

 

私の作品「Direct / Indirect」では、Max9(*2)を用いてプログラムを制作し、演奏しました。AIを利用して生成した映像を「図形楽譜」と見立て、村田さんにはその映像をもとに即興でトロンボーンを演奏していただきました。私はその音をコンピュータに取り込み、グラニュラー合成(*3)によって、短い音の断片を引き延ばすような音響をリアルタイムで生成しました。

 

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ステージ上の村田さんと図形楽譜と見立てた映像。

 

映像は、村田さんの「好きなもの」と「嫌いなもの」を手がかりに制作しています。それらのイメージをもとにした映像と、村田さんのトロンボーンの音、そしてコンピュータによる音響処理を重ね合わせることで「好きなもの」と「嫌いなもの」の境界が少しずつ融解していくような体験を目指しました。

その後、作曲家・科学者である横山真男さんのパフォーマンスが行われ、コンサートは幕を閉じました。

今回のイベントでは、すべての演奏作品において、トロンボーンとコンピュータのリアルタイムなやり取りが重要な要素となっていました。また、AIとの関わりを含む表現も多く、現代音楽やサウンドデザインの進行形を感じられる貴重な機会となりました。

 


(*1) Pd(Pure Data)
音や映像をリアルタイムに処理するためのプログラミング環境。文字でコードを書く代わりに、箱や線をつないでプログラムを作ることができる。

(*2) Max9
音、映像、センサーなどを組み合わせた作品制作に使われるプログラミング環境。Pdと同じように、箱や線をつないでプログラムを作り、演奏やパフォーマンスの中でリアルタイムに音や映像を変化させることができる。

(*3) グラニュラー合成
音をとても短い粒のような単位に分け、それらを並べ替えたり、引き延ばしたりして音を作る音響合成の方法。短い音を長く響かせたり、もとの音とは少し違った質感に変化させたりできる。

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