「昭和100年パッケージ プロのデザイナーが考える、もしも昭和が続いていたら?」展の紹介
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デザイン学部教員の暮沢剛巳です。今回は監修を務めた展覧会を紹介します。
食品、化粧品、医薬品、家電製品など、世の中には多くの商品が売られていますが、これらの商品を店頭に並べ、お客さんに買ってもらうためには、瓶や缶に詰めたり、箱に梱包したり、包装紙に包んだりする必要があります。これらの容器や梱包をデザインするパッケージデザインはデザインの専門職の1つであり、企業などでパッケージデザインの仕事に携わっている多くのデザイナーが所属しているのが、1960年に設立された日本パッケージデザイン協会(JPDA)という組織です。
この展覧会は、2025年がちょうど昭和100年の節目に当たることから、タイトルにもある通り、「プロのデザイナーが考える、もしも昭和が続いていたら?」という趣旨でJPDAが企画しました。展覧会は過去100年間の様々なパッケージデザインを10年単位で紹介するパネル展示と現代のデザイナーの創作展示の二部構成で、私は前者のアーカイブ監修を担当しました。耳慣れない言葉だと思いますが、簡単に言えば、パネルに掲載されている商品の情報や年表が正しく表記されているか確認し、それぞれの時代のパッケージの特徴を簡潔に説明する仕事です。このパネル展示には、私が大学で担当している「デザイン史」という授業で扱っている情報も数多く含まれていました。
展覧会の会期は12月23日~30日の1週間しかなかったのですが、会場(渋谷ヒカリエ8/CUBE)のアクセスが良かったことも幸いし、多くのお客さんが来場してくれました。
26日にはトークイベントが開催され、3名の有名企業のデザイナーとパッケージデザインについて様々な討議を行いました。日頃何気なく手にしている商品のパッケージにも、デザイナーが様々な創意工夫を凝らしていることを感じ取ってもらえれば幸いです。





