2025年度卒業制作展 メインビジュアル 制作にあたって
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こんにちは。デザイン学部視覚伝達デザインコース4年の千田夏希です。
この度、2025年度卒業制作展のメインビジュアルを制作しました。
卒業制作展のテーマは学内コンペによって、「Layer.」が採用されていたので、このテーマを基に考えました。
まず考えたのは「layer.」という言葉を、ただのデザイン表現で終わらせないことでした。
完成した姿よりも、そこへ至るまでの“積み重ねの過程”を見せたいと思いました。
そこで、紙を実際に重ねて撮影し、その断片をモザイクへ変換しました。
アナログでつくった素材をデジタルへ移していく流れ自体が、レイヤーそのものだと感じたからです。この表現を基盤に、全6層で構成しています。
さらに今回は、DMとして手に取っていただく印刷物であることも大きなポイントでした。
デジタルだけでは、実際に手にしたときのインパクトや“層の感覚”までは伝わりきらない、そのままCMYKで印刷してしまうのは勿体ないと感じ、先生方や印刷会社の東京リスマチック株式会社の方々と一緒に、より「Layer.」を感じられる印刷表現を探りました。
いわば、“質感でレイヤーをつくる”という発想です。
鏡面紙を使うという新しい試みに挑戦しましたが、すべてが反射してしまうとLayerから離れてしまいます。
そこで、モザイク部分にはマットニスを重ねて鏡面をおさえ、層のコントラストをつくりました。
螺旋に沿って伸びる光は、鏡面紙そのものの反射を生かしています。
細く連なって弱く見えがちな螺旋には、特色のメタリックブルーを使用し、見た目だけでなく、質感や光の変化まで含めて「Layer.」を体感していただけるようにしました。
このメインビジュアルは、作品が完成するまでに積み重ねられてきた“過程の層”だけでなく、私たちが歩んできた4年間の軌跡も、展示全体へとつなげていく役割を担っています。
会場で、学生それぞれのレイヤーがどのように立ち上がっているのか、ぜひ確かめに来ていただけたら嬉しいです。
【開催概要】
会 期 2026年1月30日(金)〜2月1日(日) 10:00〜17:00(入場無料)
会 場 東京工科大学 蒲田キャンパス3号館(東京都大田区西蒲田5-23-22)
JR京浜東北線・東急池上線・東急多摩川線
「蒲田」駅西口から徒歩2分
U R L https://www.teu.ac.jp/gakubu/design/sotsuten/index.html
作 品 例 ビジュアルコミュニケーション/Web/インフォグラフィックス/アプリケーションUI/UX
3DCAD/3Dシミュレーション/住空間デザイン/公共空間デザイン/インテリア/雑貨/プロダクト など
■会期中、以下の日時で公開プレゼンテーションを開催いたします。
日 時 2026年2月1日(日) 10:00〜11:00
会 場 東京工科大学 蒲田キャンパス3号館 10F 31005講義室
内 容 各コースの受賞者+大学院修了予定者による成果発表





