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2025年11月

「かまたえん」の観覧車

工業デザインコース教授の酒井正です。今回は工業・空間デザイン系の2年次生を対象とした特別授業の様子を紹介します。

蒲田キャンパスの最寄り駅であるJRと東急電鉄が乗り入れる蒲田駅には、都内唯一の駅ビル屋上観覧車があります。小さな観覧車ですが、とても可愛いデザインで蒲田のシンボルとなっており「幸せの観覧車」という名前がついています。大学からもよく見えるのでオープンキャンパスの時に見た人もいると思います。

特別授業ではこの観覧車のゴンドラ部分の新たなデザインを提案し、ダンボールを素材に原寸大模型として制作することを目指しています。

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観覧車の特徴や変遷をお話しいただきました。 



先日は特別授業の第一段としてこの観覧車の歴史について、蒲田駅ビルを運営する東急プラザ蒲田の葛西智貴さん、篠原彩さんにお越しいただき、昔の写真を交えながら大変貴重なお話をお伺いする事ができました。

1968年に誕生した初代の観覧車から現在は3代目となり、もうちょっとで60年となる歴史の中では廃止の危機もありましたが、存続を望む多くの声によって、新たなカラーリングを行い現在の「幸せの観覧車」として復活した歴史をもつそうです。

 

第二段では観覧車がもっている歴史を考えながら、新しいゴンドラのデザインを演習授業の中で制作することになりますのでその内容はまた別の機会にこのブログで紹介します。

(実際に観覧車の建替えが計画されているのではありません。授業の中のテーマ設定となっています)

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東急プラザ屋上かまたえんにある「幸せの観覧車」

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観覧車に乗ると窓の向こうに大学が見えます!!(ハロウィンカボチャの下)



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とよた科学体験館でプラネタリウム映像の投影実験を行いました

こんにちは! デザイン学部・情報デザインコース講師の井藤雄一です。

今回は、私が研究中のプラネタリウム映像について、実際のドームで投影し、その効果を検証する実験をしてきましたので、ご紹介します。

 

10月某日、愛知県豊田市の「とよた科学体験館」のプラネタリウムで、研究中の映像の投影実験を行いました。あわせて、名古屋市科学館ととよた科学体験館の学芸員の皆さまにアンケート形式で映像を評価いただく実験も実施しました。

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実験中の様子

 

本研究は、プラネタリウム用映像に幾何学的加工を施し、ドーム(球面)スクリーン上で映像が浮いて見えるような効果をつくり、その有効性を検証して、制作の仕組みを形にすることをめざすものです。

具体的な手法としては、ドーム用の映像に手前へ膨らむ球面加工を加えることで、ドーム投影でありながら、あたかも平面スクリーンに投影したかのような見え方を実現します。

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作品映像の一部

 

この取り組みは「天文学や科学教育におけるプラネタリウムを利用したイマーシブな映像制作手法の研究」という題目で科研費の助成を受けています。イマーシブとは、英語で「没入的」という意味があり、まるで映像の中に入り込んだように感じる体験のことです。その制作の仕組みを映像デザインに応用し、新規性のある体験を提供するとともに、科学教育への展開を目指しています。

個人的な話になりますが、豊田市は私の地元で、子どもの頃からこのプラネタリウムに通っていました。思い入れのある場所で実験ができたことを大変うれしく思い、研究を続けてきてよかったと実感しました。

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とよた科学体験館の光学式プラネタリウム「インフィニウムS LED」と井藤

 

今回の実験結果は、来年福岡で開催されるプラネタリウムの最大の国際会議・IPS2026での発表を目指し、論文としてまとめていきます。

https://www.ips2026fukuoka.com/

 

併せて、新作映像の制作にも着手します。

上映の機会を整えることができましたら、本ブログでご案内します。

ぜひ皆さんもプラネタリウムで美しい星空とともに、映像デザインにも注目してみてください。

 

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