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【卒業生紹介】1期生が「キャリアデザイン」授業に来校

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こんにちは、デザイン学部長の酒百宏一です。

デザイン学部の3年次生を対象に開講している「キャリアデザインⅣ」の授業では、さまざまな分野の企業人事担当者や実務家の方々をお招きし、学生にとって将来のキャリアを考えるきっかけとなるような講義や対話の機会を設けています。

 5月から6月にかけて、本学部の第1期卒業生が2名続けて来校し、それぞれがデザイナーとしてのキャリアを語ってくれました。

今回ご紹介するのは、そのうちの1人、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)でUI/UXデザイナーとして活躍する猪鼻セカンドル貴正さんです。

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デザイン学部第1期卒業生の猪鼻セカンドル貴正さん(DeNA)とデザイン学部学部長の酒百宏一

 

猪鼻さんは在学中から非常に意欲的な学生で、同じ学年の学生たちとともにデザインに関する企画や同好会の運営などを牽引する存在でした。1期生ということで学部内に先輩がいない状況のなか、仲間とともに学部の雰囲気やカラーをつくっていった、いわば学部の草創期を支えた1人でもあると思っています。

 

久しぶりの再会となりましたが、当時からデザインに対する意識が高く、課題にも真摯に取り組んでいた姿が印象的でした。現在のUI/UXデザイナーとしての活躍は納得のいくものであり、その成長ぶりには非常に頼もしさを感じました。そしてその歩みの基盤に、デザイン学部での学びが少しでも役立っているのだと思うと、教員として感慨深いものがあります。

 

現在はDeNAにて、ユーザー体験を重視したUI/UXデザインに携わり、さまざまなサービス開発の現場で活躍中です。在学生にとって、自分たちのすぐ先を歩む卒業生の姿は、何よりの励みになりますし、デザイン学部の教育成果を示す一例でもあります。

 

実際に、2025年3月卒業生の就職内定率は98.83%、実就職率は93.89%と、いずれも学部開設以来の最高水準となりました。専門分野に根ざした教育とキャリアデザイン教育の融合、そして教員とキャリアセンターの就職支援スタッフとの連携により、学生たちの確かな進路実現に結びついている結果といえるでしょう。

今後も、卒業生や企業とのつながりを活かした授業や取り組みを通じて、学生一人ひとりの未来の選択肢を広げていきます。

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(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.