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2024年度卒業研究の紹介(視覚デザインコース)

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こんにちは!視覚デザインコース 4年の細野礼華です。

私の卒業研究のテーマは、「世界と心繋ぐ197の切手デザイン」です。
約8ヶ月間かけて、世界197カ国の切手デザインを制作しました。

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実際の展示の様子

この制作を始めたきっかけは、SNSで簡単に人と「繋がる」ことができる時代だからこそ、改めて「アナログなやりとりにはどんな価値があるのか?」と考えたことでした。

手間をかけるからこそ生まれる温もりや温かみを見つめ直し、このテーマを設定しました。

小さな媒体ながらも、人々を繋ぐ大きな役割を果たす「切手」。
そのデザインを通じて、世界の国々や文化、人々とのつながりを感じてもらいたいという想いで制作しました。

制作のために切手博物館に足を運ぶことや、各国の象徴となる建造物や生き物、伝統品を調査し、一つ一つまとめていきました。

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調査と初期構想の様子

197種のデザインを完成させるため、最終発表の日から逆算して制作スケジュールを組みました。

印刷を行った際、想像していた仕上がりと異なり、予定を変更することも多くありました。
試行錯誤を重ねながら、何度も検証と調整を繰り返し、一つ一つのデザインを仕上げていきました。

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印刷の様子

展覧会当日、多くの方々に興味を持っていただきました。
この展示を通じて、温もりや温かみの再認識、「手間をかけるからこそ生まれるつながりや価値」を、デザインを通じて表現できたと思います。

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当日の様子

 

この経験を通じて得た学びやつながりを大切に、今後もデザインを通じて想いを形にできるよう取り組んでいきます。

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(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.