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2024年度卒業研究の紹介(情報デザインコース)

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こんにちは!情報デザインコース4年の木村明日香です。

今回は、私が卒業研究で制作した作品をご紹介します!

 

私は「AIがペットと飼い主をつなぐ架け橋になること」をテーマに、ペット用品店で接客を行うAIアバターの制作と、店舗のブランディングを行いました。

 

このブランドは架空のものですが、店内のモニターにAIアバターが表示され、来店したお客様が画面越しにペットについて相談できるという利用シーンを想定しています。アバターは表情や動作を交えて受け答えを行い、より親しみやすい接客を実現します。

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卒業制作展での展示風景

 

制作では、イラストやプログラミング(HTML、CSS、JavaScript)のスキルを活かし、ChatGPTをベースにした3体のAIアバターと会話機能を実装しました。

 

また、ブランドイメージを表現するため、ロゴやショッパーバッグ、ショップカードのデザインも制作しました!

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この研究に取り組んだ背景には、ペットの家族化が進む現代において、犬や猫だけでなく、爬虫類や小動物など多様なペットと暮らす人々を支える環境が必要だと感じたことがあります。

 

制作前はAIを活用した経験がほとんどなかったため、研究の過程で既存のAIサービスをリサーチしたり、先行研究データを読み込んだりしながら理解を深めました。

 

AIと聞くと無機質で冷たい印象を持たれがちですが、私はアバターの見た目や表情、仕草にこだわり、会話の中で愛らしさや温かみを感じられるAIの実現を目指しました。

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動物は言葉で気持ちを伝えることができません。そのため、ペットと暮らすうえで「知ること」「理解すること」がとても大切です。

 

このAIアバターとの会話を通じて、飼い主が楽しみながら知識を深められる場を提供できたらと思います。

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(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.