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プロジェクションマッピングで空間演出を学ぶ(戦略的教育プログラム)

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こんにちは、空間デザインコース助教の小山祐輔です。

東京工科大学デザイン学部の空間デザインコースでは、プロジェクションマッピングのプロジェクトが進行中です。この取り組みは、学部の「戦略的教育プログラム」の一環として、学生が先端テクノロジーを活用し、社会との接点を持つデザインを実践的に探求することを目的としています。

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2023年度に実施した銭湯空間内全体を使ったプロジェクションマッピングの様子

 

今回のプロジェクトの舞台はシティサーキット東京ベイ。学生たちはまず、現地の施設を調査し、空間に適した映像表現を検討しました。プロジェクションマッピングは、リアルな環境で映像と空間がどのように融合できるかを探るため、特に重要な体験です。この調査を通じて、空間の物理的特性と視覚表現のバランスを考え、デザインの可能性を掘り下げていきます。

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シティサーキット東京ベイにて現地調査の様子

 

次の段階として、調査をもとにした映像コンテンツの制作が進められています。ここでは、技術的なスキルに加え、企画力や創造性、実現性のバランスが求められ、学生は構想から完成までを一貫して手がけます。こうしたプロセスを通して、デザインの本質を探り、実際の空間でどのように表現を展開していくかを学んでいきます。

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大学演習室にてシミュレーション中の様子

 

プロジェクトのクライマックスには、完成した映像をシティサーキット東京ベイで投影します。作品が実空間に実装される瞬間を経験することで、学生たちは自分のデザインがどのように人々に影響を与えるのかを実感する貴重な機会を得られます。また、リアルなフィードバックを通してさらにスキルを向上させることも期待されています。

 

今年の戦略的教育プログラムは、プロジェクションマッピングのプロジェクトと、もう一つ産学連携プロジェクトの二本立てで構成されています。次回以降の記事では、産学連携の取り組みについても取り上げていきますので、ぜひお楽しみにしていてください。

 

このように、東京工科大学デザイン学部は、学生が社会で活躍できるデザイン力を身につけられるよう、多彩な実践的学びの場を提供しています。

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(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.