大田区蒲田のためのオリジナルクラフトビールを地元企業で共同開発しました。
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デザイン学部視覚デザインコースの末房志野です。
大学がある、大田区蒲田のためのオリジナルクラフトビールを、デザイン学部の教員と地元企業で共同開発しました。
開発した商品「⽩蒲⽥(しろかまた)」は、⽻根つき餃⼦発祥の地である蒲⽥らしさ「飲茶を楽しむように気軽に仲間と語り合うこと」をコンセプトにした、ジャスミン茶を使ったクラフトビールです。ジャスミンの白い花を連想させる優しい⾹りが特徴です。パッケージデザインは、ジャスミンの花をモチーフに、「白蒲田」のコンセプトや香りや味の印象を表現しました。発売と同時に多くのメディアに取り上げられました。
実は、この共同開発は、私たち教員が抱えていた課題が発端になっています。それは、「視覚デザインコースのデザイン分野の特徴を、学生の皆さんが楽しく、判りやすく学べる教育プログラムが作れないだろうか?」というものです。コンセプトの⽴案、その魅力を伝えるためのロゴタイプ、パッケージデザイン、プロモーションデザイン といった各種グラフィックデザインの制作を通じて、商品の企画から人々が購入するまでのプロセスを、体験的かつ実践的に学べるプログラムを構築したい、と考えています。そのために、今回はまずは教員が先⾏的な試みとして取り組みました。今後は、他分野の先生にも協力を仰ぎ、さらに研究に発展させて、社会に発表したいと考えています。
日本経済新聞 (2024年7月3日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP674198_T00C24A7000000/