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ニュージーランドのオークランド大学を訪問しました。

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空間デザインコース教授の宮元三恵です。

今日は去る3月に訪れたニュージーランドのオークランド大学での滞在についてご紹介します。

 

オークランド大学は、世界的にも高い研究成果を誇るニュージーランド最大の総合大学です。

今回の訪問の主な目的は、芸術・芸術工学部建築学科の学生を対象にした授業を行うことでした。

 

南半球に位置するニュージーランドは四季が日本とは逆ですが、地形や気候には共通点も多く見られます。

キャンパスには日本からの留学生だけでなく、中国や韓国などアジア各国からの留学生も多く、滞在初日から学生たちとすっかり打ち解けることができました。

 

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(訪問したオークランド大学芸術・芸術工学部建築学科)

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(建築学科構内の様子)

 

講義では、私が日本で行っている空間づくりの事例を中心に紹介しました。

日本とニュージーランドには、火山や地震などの自然災害や、木を大切にする文化など、建築や空間デザインの分野でも多くの共通点があります。学生たちは日本のデザインに高い関心を持ち、積極的にディスカッションに参加してくれたことが印象的でした。

 

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(講義の様子)

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(学生とのディスカッションの様子)

 

また、日本にもアイヌ文化や沖縄の文化など、地域の特徴や伝統を活かしたデザインがありますが、ニュージーランドにも先住民族マオリの文化が今も息づいています。ポリネシア諸島からワッカというカヌーではるばるニュージーランドに渡ってきたマオリの精神をヒントにしたチームでのドローイング制作や、構内にあるマラエというマオリの集会所での空間デザインの調査など、マオリの文化やデザインを現代に受け継ぎつつ、未来を展望する授業内容には良い刺激を受けることができました。

 

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(チームドローイング制作の様子)

 

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(オークランド大学構内にあるマオリの集会所マラエでの学生との記念撮影)

  

11月には、オークランド大学の先生をデザイン学部に招いた授業を予定しています。今回の訪問をきっかけに、日本とニュージーランドの間でデザインを通じた新しいつながりが育つことを楽しみにしています。

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(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.