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2024年7月

ニュージーランドのオークランド大学を訪問しました。

空間デザインコース教授の宮元三恵です。

今日は去る3月に訪れたニュージーランドのオークランド大学での滞在についてご紹介します。

 

オークランド大学は、世界的にも高い研究成果を誇るニュージーランド最大の総合大学です。

今回の訪問の主な目的は、芸術・芸術工学部建築学科の学生を対象にした授業を行うことでした。

 

南半球に位置するニュージーランドは四季が日本とは逆ですが、地形や気候には共通点も多く見られます。

キャンパスには日本からの留学生だけでなく、中国や韓国などアジア各国からの留学生も多く、滞在初日から学生たちとすっかり打ち解けることができました。

 

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(訪問したオークランド大学芸術・芸術工学部建築学科)

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(建築学科構内の様子)

 

講義では、私が日本で行っている空間づくりの事例を中心に紹介しました。

日本とニュージーランドには、火山や地震などの自然災害や、木を大切にする文化など、建築や空間デザインの分野でも多くの共通点があります。学生たちは日本のデザインに高い関心を持ち、積極的にディスカッションに参加してくれたことが印象的でした。

 

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(講義の様子)

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(学生とのディスカッションの様子)

 

また、日本にもアイヌ文化や沖縄の文化など、地域の特徴や伝統を活かしたデザインがありますが、ニュージーランドにも先住民族マオリの文化が今も息づいています。ポリネシア諸島からワッカというカヌーではるばるニュージーランドに渡ってきたマオリの精神をヒントにしたチームでのドローイング制作や、構内にあるマラエというマオリの集会所での空間デザインの調査など、マオリの文化やデザインを現代に受け継ぎつつ、未来を展望する授業内容には良い刺激を受けることができました。

 

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(チームドローイング制作の様子)

 

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(オークランド大学構内にあるマオリの集会所マラエでの学生との記念撮影)

  

11月には、オークランド大学の先生をデザイン学部に招いた授業を予定しています。今回の訪問をきっかけに、日本とニュージーランドの間でデザインを通じた新しいつながりが育つことを楽しみにしています。

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7月14日 オープンキャンパスが開催されます!

こんにちは。空間デザインコース助教の小山祐輔です。

7月14日(日)に開催されるデザイン学部のオープンキャンパスについてご案内いたします。

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デザイン学部長による学部紹介の様子 

当日のプログラムについて、ご案内いたします。

10階階段教室にて、デザイン学部の学部説明、入試説明のほか、教員による授業内容の紹介とともに、在校生による課題のプレゼンテーションもご覧いただけます。

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在校生(4年次)による制作した課題のプレゼンテーション 

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入試説明の様子 

11階のプレゼンテーションルームとデザインクリエイションルームにて、作品展示やデザイン学部が取り組んだ地域連携などのプロジェクトを紹介するボードが展示されています。

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プレゼンテーションルームでの作品展示

 

13階・14階・15階の演習室では、課題作品をご覧いただきながら、普段の授業で使われている現場の雰囲気を感じていただけます。また各室にはコース担当教員が在室しておりますので、直接授業に関することをお話しいただけます。

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演習室の作品展示(視覚デザインコース)

 

またキャンパス内を案内する在学生も各所におりますので、大学生活の様子なども気軽に聞くことができます。

午前と午後の2部に分かれておりますが、各回とも同様の内容です。
各回とも申し込み制となっております。

午前の回は定員締め切りまでもう少し、午後の回は人数にまだ余裕がありますので、ゆっくりご覧になれると思います。

以下のURLよりお申し込みください!
https://jyuken.teu.ac.jp/jyuken/index.html

教職員、学生スタッフ一同、お待ちしています!

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学生の携わったホームページが公開されました!

こんにちは! 視覚デザインコース講師の田邉雄一です。

2月から3月にかけて行われた大田区中小企業ホームページ作成支援で学生が携わったホームページについてお話しいたします。

 

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キックオフMTGの様子(左)/「Design Solution」展示の様子(右):PiO PARK

 

このプロジェクトは、大田区産業振興協会が行っている中小企業のホームページ作成支援をベースに、企業担当者とデザイン学部の学生がペアとなり、約1ヶ月(全7回)を通じて、ヒアリング・相談・デザイン提案をおこないながら公開に向けて進めていくもので、今回3期目となりました。

キックオフミーティングは、羽田イノベーションシティにあるPiOPARKで行われました。ちょうど同じ場所で「大田区企業×東京工科大学デザイン学部 Design Solution」の展示も行われており、本プロジェクトの第1期、第2期の展示もしていました。

企業担当者と学生が組むことで、世代や専門分野を超えた視点や意見交換など活発に行える場となり、参加学生にとっては、企業の方と一対一で進めていくとても実践的な取り組みとなりました。

今期の実施はデザイン学部の演習室で行われ、学生はクライアントの意向を聞きながらWordPress(Web管理サービス)を使用してWebページを作成します。教員もアドバイスやサポートに入りながら進行していきました。

企業の方同士もコミュニケーションを取り合い良い繋がりができる機会となりました。

 

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作成支援実施中の様子。

 

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最終調整後、公開されたページはこちらになります。企業の方には今後、情報発信などWebサイトを活用していっていただきたいです!

 

1期2期に参加された企業のホームページはこちら

 

【これまでの参加企業からのコメント抜粋】

ホームページ作成支援に参加してみて初回にしっかりとヒアリングし弊社がどのようなホームページにしたいか相談しながら決めました。実際制作に入ると学生からもアイデアの提案もあり、また、数日に分けての制作でしたが次回への目標を決め課題や問題点を学生、教員の方々が次回作成時に解決して参加して頂けたのでスムーズに制作が行えました。

弊社ホームページができたことで取り組みや製品などアピールでき様々な方に情報発信ができることとなり大変満足しております。

 

【学生からのコメント抜粋】

この活動に参加したことで、実際にお客様のいる制作の大変さと楽しさを知ることができました。大学の授業とは違って、実際に相手の意向や反応があるため、しっかりと根拠のあるヒアリングを行う必要があることを実感しました。はじめはヒアリングやコミュニケーションの取り方に困惑しましたが、限られた時間の中で制作を行うため、自ずと順序立ててヒアリングを行うことができました。また、最後には喜んでいただけたことがよい経験になりました。

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