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デザイン学部の卒業生が「ASK?映像祭2023」にて「久里洋二賞」を受賞

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こんにちは、情報デザインコース准教授の伊藤英高です。
今回は映像の分野で活躍するデザイン学部の卒業生を紹介します。

昨年度デザイン学部を卒業した石塚瑛介さんが、「ASK?映像祭2023」にて「久里洋二賞」を受賞されました。受賞した作品は「ever ReDreamer」というアニメーションの作品です。

Ever-redreamer01
石塚瑛介さんの作品「ever ReDreamer」

アニメーションというと、いわゆるキャラクターアニメーションや3DCGなど、映画やWebで様々な表現方法を目にすることができますが、石塚さんのアニメーションは独自の手法を用いています。登場するキャラクターや背景などすべての素材は写真をコンピュータにより加工したもので、パーツを組み合わせて多様な動きを作り出しています。また、一般的な映像編集の概念から離れ、横スクロールのみで場面転換するという演出上の工夫が非常に特徴的です。

作品の内容は、一人の女性が成長していく中で様々な世間の意見や流行を鎧として身につけてしまいますが、やがて本来自分が持っている個性に気がつくまでを、セリフやナレーションなどの説明無しに象徴的なビジュアル表現のみで展開しています。

Ever-redreamer02
写真素材を加工し、アニメーションとして動かしている

この作品は、今回の受賞以外にもGolden FEMI Film Festival 2023 (ブルガリア) 、Student World Impact Film Festival 2023(米国)など、複数の映像コンペティションでノミネートされています。石塚さんが4年生の時に制作した卒業制作作品なのですが、石塚さんはデザイン学部における学びの中で、造形やグラフィックの基本要素を身につけたうえで、従来にないアニメーション技法の研究と映像構成について特に深く学んでいました。自らテーマを絞って追求していたその姿勢がいま、開花していると言えるでしょう。今後のさらなる活躍を期待しています。

石塚瑛介さんのWebサイト
https://ishizukaeisuke.myportfolio.com/top

ASK?映像祭2023コンペティション審査結果
https://asku.sakura.ne.jp/ask/2023/06/19/ask?映像祭2023コンペティション審査結果/

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