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特別講義・公開講座「NHK電子音楽スタジオの遺産 〜過去の遺産は、実は、未来への扉なのかもしれない〜」(6/11開催)のお知らせ

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視覚情報デザインコース 教授の松村誠一郎です。

6月11日(日曜日)に蒲田キャンパスで開催される、サウンドを対象とした公開講座についてご紹介します。

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NHK電子音楽室(内幸町)1955〜1968年 ©音の始源をもとめて

令和のこの時代に「NHK電子音楽スタジオ」と聞いてもピンと来ないかもしれません。NHK電子音楽スタジオは1999年に閉鎖されましたが、設立された1954年当時は、西ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、アメリカなどの放送局で、当時の最先端テクノロジーを使って新しい音楽を作ろうという気運がありました。

NHK電子音楽スタジオにおいても、名だたる現代音楽の作曲家達とテクノロジーに精通したエンジニア達がタッグを組んで数々の電子音楽が生み出されました。それらはそれまでの「音楽」の概念を覆すほどのインパクトで世界中のファンに迎え入れられました。

2025年に万博が大阪で開催される予定ですが、実は1970年の大阪万博にNHK電子音楽スタジオで作られた音楽が披露されていました。

そんな楽曲の一部を本学蒲田キャンパス3号館の地下にある大規模なホールで、特別講師の解説付きで視聴するチャンスが、この公開講座です。本学ホームページ(下記詳細URLリンクより)から申し込むことにより、学外の方も聴講いただくことがことができます。3年生対象の学部授業「サウンドデザイン論」の特別講義を兼ねているので、当日は履修している学生達170名も聴講予定です。本学部の学生達と一緒に「古くて新しい音」の旅を体験してみてください。

詳細はこちらです。

https://www.teu.ac.jp/gakubu/design/kokai_koza2.html

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(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.