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2023年4月

新年度がスタートして演習授業も始まりました

視覚伝達デザインコース准教授の深澤健作です。

新学期が始まって1ヶ月が経とうとしており、気が付けばゴールデンウィークも間近となりました。

さて、デザイン学部には感性演習というデザインの表現に必要となる基礎的な「描く」こと、「つくる」ことを修得する為の授業があります。

私は、感性演習「描く」という授業を担当しており、1年次の学生に様々なデザイン分野に活かす事ができる描画の指導を行っています。この演習授業は、デッサンや着彩画を深く掘り下げながら、デザイン表現としてのコミュニケーション能力が高められる構成となっています。

 

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〈授業風景〉モチーフを目の前にマーカーを使った表現の演習の様子

 

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学生作品「静物デッサン」

基本的な、面や曲面のデッサントレーニングを経て、静物デッサンを行いました。
制作を重ねるたびに成長する姿を見て、とても感心させられます。

 

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学生作品「静物デッサン植物の観察画」

観察し発見した事を、描く課題です。言葉や文字だけではなく、絵で何かを伝える事もデザインにとっては重要なコミュニケーションの要素です。

 

オープンキャンパスやホームページでも、さまざまな課題作品や授業の様子もご覧いただく事ができますので、是非そちらの方もご覧ください。
(掲載した作品は2022年度の授業内で制作された作品となります)

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建築家ユニット デッドライン・アルキテクテン公開講座を開催いたしました。

空間デザインコース講師の御幸です。

先日、東京工科大学デザイン学部ではドイツ・ベルリンを拠点に活動している建築家ユニット デッドライン・アルキテクテンをお招きして公開講座を開催いたしました。
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デッドライン・アルキテクテン(左:ブリッタ・ユルゲンス, 右:マシュー・グリフィン)

 

公開講座ということで、本学学生だけではなく、一般の方も多数来場され、デッドライン・アルキテクテンお二方のドイツ・ベルリンでの活動のお話に聞き入っていました。
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会場風景

 

講座の内容はドイツ・ベルリンで十年近くかけて手掛けた文化商業施設「Frizz23」のプロジェクトを中心に、プロジェクトの組織やコミュニティーづくり、地域住民との対話や行政との交渉など、幅広い活動内容についてお話されていました。
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建築家というと、一般的には建物を設計するイメージが強いですが、デッドライン・アルキテクテンの取り組み方は、プロジェクトに関わってくる様々な人々との対話を非常に大事にしていて単に美しい建物を設計するだけではなく、その建物が立つ社会や地域とのつながりを考え、長期的な持続可能性を重視する姿勢が伝わってきました。
デッドライン・アルキテクテンの取り組みは、建築を通じて社会問題に取り組む姿勢としてとても興味深いものでした。


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学生達も、建築や空間デザインってこんな事もできるのだと驚いていた様子で、デザイン活動のよい刺激になったようでした。また、今回の講座は今年度前期に行う3年生と4年生の合同デザイン課題の導入部として位置づけられており、デッドライン・アルキテクテンの活動を参考にしながら課題に取り組む予定です。

 

なお公開講座のポスターは、本学部視覚伝達デザインコースの学生がデザインし、講座当日の運営等も学生のサポートにより実現しました。
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公開講座ポスター(視覚伝達デザインコース 高橋知聖さんのデザイン)

 

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会場風景


東京工科大学デザイン学部では今後もデザインに関係する様々な方をお招きして公開講座を開催していきたいと考えています。

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