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「デジタルツインとドライブシミュレーターを活用した交通事故削減の取り組み」の実証実験について

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こんにちは、空間演出デザインコース助教の小山祐輔です。

この度、株式会社TOM’Sから受託した「デジタルツインとドライブシミュレーターを活用した交通事故削減の取り組み」の実証実験を行いましたので、その時のお話をします。

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本研究では、本学の⽥村准教授らが開発した大型球体スクリーン装置を運⽤するWONDER VISION社と、レーシングチーム「TOM’S」が共同開発した没⼊型運転シミュレーターと、デジタルツイン(バーチャル空間に詳細に再現した空間)を組み合わせたシステムを活用します。

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今回の実証実験では、本学デザイン学部の学生5名に協力してもらい、ドライビングシミュレーターの機能評価を行うとともに、運転者の脳波や視線運動などのバイタルデータを取得しました。これらデータや同シミュレーターのデータロガー解析(複数の走行データを専門の機器を用いて記録し、解析をすること)などをもとに、交通事故の原因となる要因の究明や対策に繋げる取り組みです。

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学生たちは、シミュレーター走行だけでなく、バイタル取得装置の操作等も体験することができ、普段の授業とは異なる貴重な機会となりました。

今後もよりよい社会の実現に向けて、デザインができることを考え、様々なプロジェクトを展開していきたいと思います。

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(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.