« 2023年1月 | トップページ | 2023年3月 »

2023年2月

ドイツの建築家ユニットによる公開講座のお知らせ(3/23開催)

こんにちは、空間演出デザインコース教授の宮元三恵です。

ブログを読まれている皆さんは、都市や街、建物をつくるのは誰だと思いますか?
大人から子どもまで私たち誰もが日常を過ごす場が都市や街、建物だと考えると、皆さんも日々の生活の中で「この場はもっとこうなったらいいな!」などの思いをされたことがあるのではないでしょうか?

1_20230222214601

そうした皆さんの思いを取り入れ、市民と一緒に街をつくりたいと活動しているのが、今回の講座でお話しいただくドイツの建築家ユニット「デッドライン・アルキテクテン」です。

2_20230222214601

講座のタイトルにある「拡張する建築」には、建築家やデザイナーといった専門家だけでなく、私たち誰もがより良い街づくりに参加し、提案する力を持っているという、彼らの強いメッセージが込められています。

3_20230222214601

講座では、ヨーロッパで数々の賞を受賞した、彼らの最新作「Frizz23(フリズ23)」というアートやクリエイティブ産業、教育などのワークスペース、ショップなど様々な施設からなる文化商業空間の計画から完成までの約10年にわたる取り組みを、豊富な画像を用いながら紹介していただきます。

4_20230222214601


講座はどなたでもご参加いただけます(事前申し込み制)。
ドイツ・ベルリンの空気感やデザインの新しい波に触れる貴重な機会として、皆さまぜひご参加ください。お待ちしております。

 


デザイン学部公開講座
「拡張する建築︓ベルリンでの協働の都市開発プロジェクトーFrizz23」

⽇時:2023年3⽉23⽇(⽊) 18:00〜19:30 (17:30開場)
会場:東京工科大学蒲田キャンパス 3号館 地下1階 大講義室(東京都⼤⽥区⻄蒲⽥5-23-22)

参加費無料、事前申し込み制。詳細は以下URLをご確認ください。
https://www.teu.ac.jp/gakubu/design/kokai_koza.html

|

「デジタルツインとドライブシミュレーターを活用した交通事故削減の取り組み」の実証実験について

こんにちは、空間演出デザインコース助教の小山祐輔です。

この度、株式会社TOM’Sから受託した「デジタルツインとドライブシミュレーターを活用した交通事故削減の取り組み」の実証実験を行いましたので、その時のお話をします。

1_20230220144801

本研究では、本学の⽥村准教授らが開発した大型球体スクリーン装置を運⽤するWONDER VISION社と、レーシングチーム「TOM’S」が共同開発した没⼊型運転シミュレーターと、デジタルツイン(バーチャル空間に詳細に再現した空間)を組み合わせたシステムを活用します。

2_20230220144801

今回の実証実験では、本学デザイン学部の学生5名に協力してもらい、ドライビングシミュレーターの機能評価を行うとともに、運転者の脳波や視線運動などのバイタルデータを取得しました。これらデータや同シミュレーターのデータロガー解析(複数の走行データを専門の機器を用いて記録し、解析をすること)などをもとに、交通事故の原因となる要因の究明や対策に繋げる取り組みです。

3

学生たちは、シミュレーター走行だけでなく、バイタル取得装置の操作等も体験することができ、普段の授業とは異なる貴重な機会となりました。

今後もよりよい社会の実現に向けて、デザインができることを考え、様々なプロジェクトを展開していきたいと思います。

4

|

ライフスタイルに寄り添うデザインの実践

こんにちは! 工業ものづくりデザインコース助教の高澤恭子です。
今回は普段の授業や学生参加のイベントではなく私自身のデザイン制作研究の様子を紹介します。

私は人の生活をより豊かにするものづくりの実践として、ジュエリー、インテリアを中心にライフスタイルに寄り添ったデザインと実制作をKYOKO TSUDAというブランド運営を通して活動しています。

01_20230215200401
新作のSTONE ARCH RING

 

02_20230215200401
陶器の花器の作品群GARDEN

 

03
代表作のBIJOUシリーズ(ピアス、イヤリング)

 

素材や分野の枠にとらわれず、デザインの新たな発見や可能性を見出すことを念頭に、主にジュエリーや陶を使ったオブジェクト制作などを行っています。
デザインとアートとクラフトの間、量産と工芸品の間など、境界を超えたり混ぜたりすることで新しくて見たことのないものを産み出すことができると考えています。

昨年は、CIBONE(シボネ)表参道にて制作したジュエリーや陶器の展示を行ないました。
シボネが掲げている「New Antiques, New Classics」という理念は、未来のアンティークになるような長く使いたくなるもの、これからクラシックになっていくような強さのあるものに注目し、「ものとつきあう」ことを提案しています。
ものづくりと環境問題が問われている昨今、未来に対して長く使えるものづくりはどの分野でも必要不可欠です。実際のものの強度だけでなく、受け継がれるために魅力あるデザインを産むことが今あるデザイナーの使命だと思い制作研究を続けてまいります。

Img_0614
CIBONE表参道での様子

 


昨年CIBONE表参道にて行われた展示のHP(現在は終了しています)
https://www.cibone.com/news_exhibition/6840/

2023年3月29日(水)から4月18日(火)まで、同じくCIBONE表参道にて展示を行う予定です。

|

2022年度 卒業制作展が終了しました。

こんにちは。卒業制作展学生委員長の視覚デザイン専攻4年、舛田京香です。
第10回卒業制作展では数多くの方にご来場いただき大変嬉しく思うと共に、4年間の学修成果を思う存分発揮した卒業制作展となりました。
ご高覧いただいた皆さまにお礼を申し上げます。

制作では一喜一憂しながらも、学友と励まし合いながら走り切った1年になりました。
新型コロナ禍による制限もあり、今回の卒業制作展準備を通じて、今まで話せなかった人とのコミュニケーションができるなど、卒業後の社会に出ても持続しそうな、良い関係が生まれた展覧会にもなりました。

Image001_20230208171301

Image002_20230208171301


3年ぶりの対面形式の開催となった本展覧会では、学生一人一人の想いが詰め込まれた作品が並び、壮観な会場となりました。
どうしたら自分の作品を余すことなく表現できるか等の苦悩や苦労もありながら、いつも以上にみんな楽しんでいたと感じています。
そんな一人一人の思いの詰まった制作展をお楽しみいただけたなら幸いです。

4年として時間は残り少なくなってまいりましたが、この卒業制作展が4月から心機一転、今回のポスターのようにそれぞれ新たな目標を目指す種火となったのではないでしょうか。
末筆ではございますが、卒業制作展に関わって頂いた皆さまに深くお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!

Image003_20230208171301

Image004_20230208171301

 

|

2022年度卒業制作展が開催されます

デザイン学部教員で2022年度卒業制作展実行委員長をしております准教授の深澤健作です。

第8回(2020年度)、第9回(2021年度)では新型コロナウイルス感染症の拡大もあいまって、オンラインによる卒業制作の展示という先駆的な展覧会方式にも挑戦してきました。
そして今年度、記念すべき第10回目の卒業制作展を迎えることとなりましたが、3年ぶりの学内への入構形式になります卒業制作展の様子について、速報でお伝えします。

さて、学部4年生たちは卒業制作を無事期限までに提出しホッとしている期間でしたが、開催日程も近付き、学生の卒展委員は自分達の展示をさらに演出するべく、着々と展覧会の準備を進めてきました。
作品タイトルを紹介するためのキャプションを作り、会場を案内するための掲示物や会場のマップ制作など、準備もできた様子です。

Img_8634 Img_8636

卒業制作展は間も無く開催となります。
学生時代に制作した数多い作品の1つではありますが、長い時間を掛けて今の気持ちを込めた卒業研究の成果発表をぜひご覧ください。
そして、ゆっくりと楽しんで頂きたいと切に願っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

Img_3236  

Img_3239

Img_3238

Img_3242

Img_3237

Img_3245 

 


東京工科大学 デザイン学部 卒業制作展

2023年2月2日(木曜日)~2月5日(日曜日※)

東京工科大学 蒲田キャンパス3号館11F・13F・14F・15F (東京都大田区西蒲田5-23-22)
JR京浜東北線・東急池上線・東急多摩川線「蒲田」駅西口より徒歩約2分
https://www.teu.ac.jp/campus/access/006648.html

開館時間10時~17時/入場無料
※最終日の2月5日(日曜日)は16時に閉館となりますのでご注意ください

2022

|

« 2023年1月 | トップページ | 2023年3月 »