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2022年11月

トレンド調査とデザインリサーチ

こんにちは。デザイン学部講師の相野谷です。
今日は大学の教員向けに行われた研修会の紹介をします。

工業デザインは、様々な調査を実施しながら進めます。
特に「トレンドリサーチ」というような世界中の人々の傾向を調査することは、世界に輸出するような工業デザイン開発では非常に重要になります。
ここで扱う「トレンドリサーチ」は単なる流行や次は何が売れるかというような「マーケットリサーチ」ではなく、世界の人々が、社会の動きの中でどのような心理状況なのか、どのようなことを考えているかというようなことの傾向を読むというリサーチになります。
(以前にブログ記事で紹介した紹介した「カルラントレンドブック」はこのような「トレンドリサーチ」のなかで、デザイン分野に特化した「デザインリサーチ」をまとめたものになります。
http://blog.ds.teu.ac.jp/blog/2022/02/post-c207bb.html

東京工科大学のデザイン学部では、このようなことに関する「カルランジャパンによる研修会」をデザイン学部の教員を対象に、7月に行いました。
デザイン思考が様々なビジネスの場に取り入れられており、デザインの領域も広がっています。
イメージや感性領域を取り入れた「デザインリサーチ」はさらに大きな価値を持つものになります。それぞれがこのような「デザインリサーチ」ができるようになるための教育も重要だと考えています。

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この研修会に参加した学部デザイン教育に関わる教員が、現在の社会状況を基にしながら、今後のどのようなアプローチをしていくべきなのかを考える、貴重な「場」となりました。
それぞれの分野の教育を意識し議論を重ねる大学教育のさらなる向上を目指します。

 

参考サイト:https://www.glocalnet.co.jp/carlin/

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