地域連携 クーポンアプリ「トクシー」による大田区商店街の活性化プロジェクト
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こんにちは、視覚情報デザインコース 講師の田邉雄一です。
今回はデザイン学部で取り組んでいる、地域連携プロジェクトの一つをご紹介いたします。
東京工科大学デザイン学部は、JR蒲田駅より徒歩3分という好立地にあります。蒲田駅周辺には駅を挟んで大小約20もの商店会があり、飲食店や青果店・薬局・クリーニング店その他にも多くの個人経営の店舗が立ち並びます。新型コロナ禍もあり少し客足が減ったようにも感じる商店街ですが、今回は蒲田駅周辺商店会の協力のもとで、クーポンアプリ「トクシー」(運営:株式会社トーカンエクスプレス)を使って、蒲田の商店街を活性化させようという取り組みになります。
クーポンアプリ「トクシー」は、店舗のジャンルを問わずに、個人経営店でも簡単に無料で登録・クーポン発行ができるものです。ユーザーも無料で登録でき、生活に密着したクーポンが得られ、身近な街の新しい発見につながるものとなっています。
キックオフミーティングでは、商店会理事長の方々のお話や、クーポンアプリ「トクシー」の説明を伺い、デモ機に触れたりして積極的に意見交換をいたしました。
左:キックオフミーティングの様子 右:デモ機でアプリを確認している様子
学生が数名ずつ2チームに分かれて行われたプレゼンテーションでは、学生目線でのイラストを用いた提案や、写真を取り入れたデザイン提案をしました。
最終的に、JR蒲田駅構内に掲示されるB1サイズの三連ポスターデザイン、店舗貼りのB3ポスター、配布用ポケットティッシュのデザインを行いました。
ポスター提案プレゼンテーションの様子
掲示される場所のリサーチやチーム内でのアイデア出し、幾度となく細かい修正が行われブラッシュアップされていきました。学生にとっては、制作した作品が初めて人の目に触れる大きな経験となりました。
学生のデザインした2種類のポスターがJR蒲田駅に掲示されます。
中央口改札内:10月10日(月) 南口改札内:10月12日(水)より1週間掲示。
また、10月11日(火)には、蒲田駅周辺で学生のデザインしたポケットティッシュも配布されます。
※商店街と商店会の違い
商店街:商店が連担して地理的に集積する通り、または地域
商店会:商業者で人為的に組織される組合