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2022年10月

「かまた祭」が開催されます。「有志展示団体つみき」のご紹介。

こんにちは、視覚デザイン専攻4年の茅野です。

今月末、対面では3年ぶりとなる「かまた祭」が開催されます。
今回は、かまた祭に出展する「有志展示団体つみき(以下「つみき」とします」についてご紹介いたします。

 

「つみき」はデザイン学部の有志学生で、年2回ほど外部のギャラリーをお借りして、展示会を企画・運営している団体です。

2020年、新型コロナウイルスの影響によってデザイン学部の授業はオンライン中心になりました。
本来、授業内で行う予定だった対面での作品展示の機会も失われてしまいました。
そこで、どうにかして自分たちの作品を対面で見てもらいたいと思い、同じ気持ちを持っていた同学年の学生たちを集め、2年生の春休みに展示会を開催しました。
この展示会をきっかけに、他の学年・専攻の学生にも興味を持ってもらうことが増え、「つみき」として定期的に展示会を企画・運営する団体を立ち上げました。

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現在までに計4回の展示会を行っており、2023年の3月には5回目となる展示会を原宿のデザインフェスタギャラリーにて開催予定です。
日々様々なジャンルのデザインを学んでいる学生たちが集まり、個性溢れる作品を展示します。

 

そして、今月末開催されるかまた祭に「つみき」も出展させていただくことになりました。
過去の展示会で展示してきた作品を一堂に集め、「つみき」の活動や雰囲気を感じられる展示会を開催します。
また、学生が制作したステッカーやポストカードなどの販売も行います。
これを機に、「つみき」に興味を持っていただけたら嬉しいです!

 

◯団体URL

Twitter:https://twitter.com/tumiki_2021

Instagram:https://www.instagram.com/tumiki_2021/

◯第55回かまた祭URL
https://kamatasai.jp/2022/

 

協賛:東京工科大学同窓会

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ドーム映像作品がプラネタリアTOKYOにて上映されます

こんにちは、視覚情報デザインコース講師の井藤雄一です。

今回は私が制作したドーム映像作品がプラネタリアTOKYOにて一般公開されることになりましたので、作品の紹介と上映のお知らせをいたします。

作品は、これまでに研究を進めてきた「ドーム映像で立体感を得られる映像デザイン手法」を用いたものです。プラネタリウムに投映する映像に特殊な加工を施すことで、裸眼にもかかわらず、映像が目の前に迫ってくるような感覚を得られます。

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データからキャプチャした作品のスチル。特殊な立体感を生成するためにノイズ表現をデザインに応用している

 

具体的には、格子状の模様をもった映像に球面エフェクトを施すことで、映像の奥行き感を狂わせるような映像を生成します。その映像を半球状のスクリーンであるプラネタリウムのドームに投映することで、映像が目の前に迫ってくるような立体感をつくり出します。

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ドームに投影された映像を撮影した格子模様のシーン。このシーンでは特に映像が迫ってくるような表現を見せます

 

ちなみに、作品のタイトルは「Your Room」です。新型コロナウイルス禍のせいで自分の部屋で作業をすることが多くなったことをヒントに制作した映像デザイン作品です。

プラネタリウムのような球状のスクリーンでしか表現できない映像となっておりますので、ぜひとも現地にてご鑑賞いただけましたら幸いです。

 

作品はコニカミノルタプラネタリアTOKYO DOME1にて、「星空ラウンジ」というプログラムの中で上映されます。

2022年1014日(金)~1130日(水)の月曜日、火曜日、金曜日の13:0014:00、もしくは18:0019:00 の回にて上映されます。

すこし変則的なスケジュールとなっておりますのでイベントのウェブページのカレンダーをチェックしていただけますと幸いです。

井藤作品はプログラムBで上映されます。

 

イベントのウェブページ:

特集上映「内なる宇宙」~ドーム映像の可能性を追求した6作品を星空ラウンジで
https://planetarium.konicaminolta.jp/event/universe_within/

チケットは当日の他の作品の鑑賞券でご鑑賞いただけます。

 

コニカミノルタ プラネタリアTOKYO
https://planetarium.konicaminolta.jp/planetariatokyo/

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地域連携 クーポンアプリ「トクシー」による大田区商店街の活性化プロジェクト

こんにちは、視覚情報デザインコース 講師の田邉雄一です。

今回はデザイン学部で取り組んでいる、地域連携プロジェクトの一つをご紹介いたします。

東京工科大学デザイン学部は、JR蒲田駅より徒歩3分という好立地にあります。蒲田駅周辺には駅を挟んで大小約20もの商店会があり、飲食店や青果店・薬局・クリーニング店その他にも多くの個人経営の店舗が立ち並びます。新型コロナ禍もあり少し客足が減ったようにも感じる商店街ですが、今回は蒲田駅周辺商店会の協力のもとで、クーポンアプリ「トクシー」(運営:株式会社トーカンエクスプレス)を使って、蒲田の商店街を活性化させようという取り組みになります。

クーポンアプリ「トクシー」は、店舗のジャンルを問わずに、個人経営店でも簡単に無料で登録・クーポン発行ができるものです。ユーザーも無料で登録でき、生活に密着したクーポンが得られ、身近な街の新しい発見につながるものとなっています。

キックオフミーティングでは、商店会理事長の方々のお話や、クーポンアプリ「トクシー」の説明を伺い、デモ機に触れたりして積極的に意見交換をいたしました。

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左:キックオフミーティングの様子 右:デモ機でアプリを確認している様子

 

学生が数名ずつ2チームに分かれて行われたプレゼンテーションでは、学生目線でのイラストを用いた提案や、写真を取り入れたデザイン提案をしました。

最終的に、JR蒲田駅構内に掲示されるB1サイズの三連ポスターデザイン、店舗貼りのB3ポスター、配布用ポケットティッシュのデザインを行いました。

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ポスター提案プレゼンテーションの様子

 

掲示される場所のリサーチやチーム内でのアイデア出し、幾度となく細かい修正が行われブラッシュアップされていきました。学生にとっては、制作した作品が初めて人の目に触れる大きな経験となりました。

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学生のデザインした2種類のポスターがJR蒲田駅に掲示されます。

中央口改札内:1010日(月) 南口改札内:1012日(水)より1週間掲示。

また、1011日(火)には、蒲田駅周辺で学生のデザインしたポケットティッシュも配布されます。

  

※商店街と商店会の違い

商店街:商店が連担して地理的に集積する通り、または地域

商店会:商業者で人為的に組織される組合

 

参考リンク:クーポンアプリ「トクシー」

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ダイナコムウェアとフォント作成ワークショップを行いました。

こんにちは。デザイン学部助教の舟山です。
今年度、ダイナコムウェアさんと産学連携のワークショップを行いました。
ダイナコムウェアさんは、パソコンなどに入っている文字である「フォント」を作成している企業です。

 

初めは、デザイナーの新海 真司さんに、普段の仕事のことなどを伺いました。
「フォントをデザインしている人がいる」ということもあまり考えていなかった学生もいたようで、普段聞くことのできない貴重なお話を伺うことができました。

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次に、デザイナーの中村 陸人さんより、フォント作成のソフトウェアの使い方の講習を行っていただきました。

大学ではAdobe Illustratorという汎用性のある作画アプリケーションを利用しますが、この特別授業で使用するアプリケーションではそれに近い部分がありながら、フォントに必要な文字の幅など文字を組むための数値設定などの細かな設定があり、普段では味わえない現場の雰囲気を感じることができました。

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そこから個人の制作に入っていきました。
制作のテーマは、「詩、小説、ドラマなどをもとにイメージしてかな書体を作成する」というものです。
まずは、それぞれ好きな作品をイメージしながらスケッチを行っていきます。

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一文字だけでなく、タイトルとして並べたときにどのように見えるかなど、様々なバリエーションを考えているようでした。

 

そして、制作期間を経た3週間後にはフォントのプレゼンテーションを行いました。

思い思いの詩や小説のイメージがどのようなフォントの造形になっているのか、ポスターや本の表紙になったときにどのように使われるのかなど、様々な作品がありました。

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フォント作成は初めての経験となった学生が多かったのですが、ダイナコムウェアのデザイナーの方々より様々なアドバイスを受けて、文字をデザインの中に活かしていくスキルを身につけられたかと思います。

 

参考リンク

ダイナコムウェア株式会社:
https://www.dynacw.co.jp

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