« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »

2022年5月

オープンキャンパス開催のおしらせ

こんにちは、視覚情報デザインコース講師の田邉雄一です。

早いもので今年も半分、折り返しの項となりました。都内では夏日も多くなり、キャンパス内はすっかり盛夏の装いです。

 

さて、東京工科大学 蒲田キャンパスでは65日(日)にオープンキャンパスが開催されます。

今回のオープンキャンパスでは、デザイン学部の紹介、入試説明、学内見学、教員相談コーナーがあります。

Image001

 

学内見学では、専用のプレゼンテーションルームで、これまで制作された専攻別の優秀作品を展示。学部の学生が説明いたします。また、実際に学生が過ごしている演習室や制作のための数々の施設をご覧いただけます。

普段の授業科目や演習などの課題の様子、研究テーマについても、在籍する学生に聞けるかもしれません。

 

Image002

教員相談コーナーでは、視覚デザイン専攻、工業デザイン専攻、各専攻の担当教員がデザイン学部に関する質問に答えるべく、相談コーナーでお待ちしております。

 

Image003
昨年度開催した教員相談コーナーの様子

 

今後のオープンキャンパスは710日(日)、86日(土)、820日(土)に開催いたします。

各回とも充実した内容でご来場者をお迎えする、学部の魅力満載のコンテンツを用意しています。7月のオープンキャンパスからは入試相談に専攻別の公開講義も複数ラインナップしていますので、デザイン学部で学ぶ自分のイメージをいち早く共有することができるでしょう。

 

来場型オープンキャンパスは定員制・事前予約制、オンライン型バーチャルオープンキャンパスは申込制となっています。詳細についてはリンクのページをご確認ください。

  

オープンキャンパスページはこちら

https://jyuken.teu.ac.jp/jyuken/index.html

デザイン学部の動画コンテンツなどはこちら

https://jyuken.teu.ac.jp/jyuken/ds/

 

みなさんのご参加お待ちしております。

|

1年生の基礎造形演習「感性演習・描く」より ハイブリッド授業の紹介

こんにちは、視覚伝達デザインコース准教授の深澤 健作です1年次受講するデザインに必要な描画の基礎造形力を身につけるための演習授業感性演習・描くを紹介します。

 

20224

静物デッサン制作風景

 

本学部では、実技試験を実施していないため、鉛筆デッサンなどの専門的な勉強が未経験な学生多く在籍しています。そのため、デッサンの技術的な指導や遠近法などの学習を始める前に[描くことの楽しさ][描くことの目的]について理解してゆく事から始まり、鉛筆の削り方・画材の使い方・描く姿勢も含めて解説しながら授業をすすめています。絵を描くことに少し苦手意識があるにも、安心して制作に取り組める授業となっています。

 

20224_20220516091601

20224_20220516091801

対面による授業の様子

 

20224_20220516091901

対面による講評会

 

本演習授業では、授業方法のアップグレードに日々努めています。

以前は、対面授業を通して直接的なコミュニケーションによって実技指導を行なってきました。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行によってオンラインでの運用が必要となり、指導方法の置き換えや工夫が求められるようになりました。遠隔授業によって、従来の授業内容と同等あるいはそれ以上の学修効果を見出すことができるか大きなチャレンジでもありましたが、オンライン授業の導入から3年目となり、これまでに気がつかなかった授業の形を発見することができ、感染症流行以前にはなかった学修効果を築くことができたと感じています。

 

20224_20220516092001

オンデマンドによるレクチャー

 

現在では、感染対策の為に課題の内容によって在宅でのオンライン受講と登校での対面授業を半々で行っています。

対面授業による技術的な指導やコミュニケーション能力の向上とともに、オンラインによる効果的なレクチャー、学生同士の進行状況共有やオンライン合同発表会など対面とオンラインそれぞれの特性を織り交ぜています。

 

今後もデザインの基礎造形力を深めてゆけるような授業を目指してゆきたいと思います。

 

20224_20220516092201

ネットワークを活用した、課題進行の共有

 

20224_20220516092401

オンラインによる、中間講評会の様子

|

今は見ることのできない世界を魅せる分野 ─復元画―

デザイン学部の講義科目の「イラストレーション論」において、伊藤丙雄教授による科学×イラストレーション/博物画の講義を行いました。(421日)。

02

博物画とは植物や動物を科学的根拠に基づいた正確で実用的な説明図として、もしくは見えない部分を可視化するという使用目的に合致した、図解によるイラストレーションの特殊な分野です。

その中でも古代生物など絶滅生物を描くという、専門に特化された領域のイラストレーションが古生物の復元画です。

伊藤丙雄先生は本学デザイン学部の学部長であり、復元画の専門家です。講義では復元画の制作工程や、世界中で今も行われる化石の発掘による研究の進歩に伴い、毎年のように変化していく恐竜の姿など、研究現場で起こっている貴重な話となりました。

「人が嫌がる部分まで描き込んでいます」と語る先生は、生き生きと描写された原画を受講生に紹介しました。

Photo_20220506110301

©︎2022 Akio ITOU


Photo_20220506110302

 

 

復元画は絶滅してしまった生物への畏敬の念と、過去を知ることで未来を類推し、これからの私たちの姿に想いを馳せる、そんな専門の分野なのです。

(視覚伝達コース准教授 小田敬子)

 

[参考文献]

復元画の世界(YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=rJsrIV4pJU0

・冨田 幸光  (著)、伊藤 丙雄、岡本 泰子  (イラスト)『新版 絶滅哺乳類図鑑』丸善出版株式会社

・冨田 幸光  (著・監修)『小学館の図鑑 NEO 新版 恐竜』小学館

・日本古生物学会 (監修)『小学館の図鑑NEO 大むかしの生物』小学館

・真鍋 真 (監修)『21世紀こども百科 恐竜館』小学館

・伊藤 丙雄 (著)、 冨田 幸光 (監修)『恐竜の描き方』誠文堂新光社

|

« 2022年4月 | トップページ | 2022年6月 »