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感性演習[描く]について

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こんにちは、東京工科大学デザイン学部講師の深澤健作です。大学では、【デザインにおける平面表現研究】というテーマで絵を描くときの材料、技法、組成などを研究しております。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は私が担当しているデザイン学部を代表する科目、感性演習[描く]についてお話ししたいと思います。東京工科大学デザイン学部に入学して最初に受講していただく必修授業の一つで、絵の基礎的な描画力を身につける授業になります。

描くという行為は、大昔から言葉や文字だけでは伝えきれないモノやコトを表すことができる重要なコミュニュケーション手段でもありましたから、これからデザインを学ぶ上で避けては通れない要素の1つと言えます。

描くことのための基礎学修というと、最初に思い浮かべるキーワードは「デッサン」という言葉ではないでしょうか?

デザインを学ぼうと考えている受験生のみなさんの中には「デッサンを勉強したことがない」「デザインに興味はあるけれど絵を描くことには自信がない」という方もいらっしゃるでしょう。描くことに苦手意識や能力的な不安を持っていてデザインへの進路を断念する人もいらっしゃるかもしれません。しかし、“デザインが好き!もっとデザインを学びたい!”という気持ちがあれば、デッサンや絵の経験値などを気にすることはありません。

私の授業では、デッサンから着彩まで絵の表現方法を1からお教えしています。絵を上手に描くことよりも、自分一人でもデッサンや表現力を高めて行ける知識と技術を指導し、長期的に成長していくことができる学生に育てたいと考えております。絵が得意な人も、苦手な人も、今よりもさらに表現力豊かな成長を遂げる事ができるでしょう。

今は、新型コロナウィルス感染症の影響で授業形態もオンライン方式をとっております。始めてみると、これまでの対面での授業とはまた異なる指導が行き届く側面も多く、学生たちの主体的な学びへの取り組みや授業時間の使い方など、自分のペースで学ぶことができるようで、自由度が広がったという学生の意見も聞かれました。

現在、本来の学ぶ形とは異なるのは残念ですが、対面授業とオンライン授業を上手に利用し、デザイン学部ならではと言える感性演習「描く」の授業に進化させてゆこうと思っています。では、授業でお会いしましょう! (深澤 健作)

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(C)2012 Tokyo University of Technology, School of Design.