こんにちは、デザイン学部長の酒百宏一です。
2025年度よりデザイン学部では、新たに「社会連携実習」が開設されました。
この授業は、2年次からの集中開講科目で、デザイン学部と教養学環が、大田区と連携して、実際の社会課題に触れながら学ぶことを目的とした実践型の授業です。
2023年度から段階的にプレ実施を重ね、地域との信頼関係を築きながら教育効果と連携のあり方を検証してきた実績をふまえ、今年度から正式な科目としてスタートしました。
2024年度に実施したプレ実習の様子
この授業では、学生が地域社会と直接関わりながら、課題の本質を見つめ、行政や住民とともに解決の道筋を考え、提案する力を養うこと...
こんにちは。工業デザインコースの中村隆馬です。
私は、卒業研究にて、「モノの魅力を最大限に引き出すアクリルシェルフ」を制作しました。
実際にものを置いてみての検証
私の制作の出発点は、「収納されているモノを、もっと魅力的に見せることはできないか?」という問いでした。
そのヒントを得るために、表参道にある様々なブランドのショーケースをリサーチ・観察しました。
そこでは、ライティングやカラー、ディスプレイ方法の工夫によって、商品がより美しく際立つようにデザインされていました。
この発見をもとに、光の当て方や色の選定を何度も試行錯誤しながら、デザイン検討を進めました。
特にライティ...
こんにちは!情報デザインコース4年の木村明日香です。
今回は、私が卒業研究で制作した作品をご紹介します!
私は「AIがペットと飼い主をつなぐ架け橋になること」をテーマに、ペット用品店で接客を行うAIアバターの制作と、店舗のブランディングを行いました。
このブランドは架空のものですが、店内のモニターにAIアバターが表示され、来店したお客様が画面越しにペットについて相談できるという利用シーンを想定しています。アバターは表情や動作を交えて受け答えを行い、より親しみやすい接客を実現します。
卒業制作展での展示風景
制作では、イラストやプログラミング(HTML、CSS、JavaSc...
こんにちは。空間デザインコース4年の吉野菜摘です。
今回は、研究を振り返りながら、私の経験や思いをご紹介します。
卒業制作展での展示風景
私は、「バレエの動きを取り入れたフレーム状のアスレチック」を提案しました。
このアスレチックは、「踊る体験」を通じて、年齢や性別を問わず、心と体の健康を維持することを目的としています。
3歳から続けているバレエの経験と、「人をポジティブに、笑顔にしたい」という想いが組み合わさり、「バレエの動きを活用して人々をポジティブにする公共空間」の提案につながりました。
1:150模型
現在の日本では、統合失調症やストレス関連の障害、精神疾患を抱える人が増加...
こんにちは!視覚デザインコース 4年の細野礼華です。
私の卒業研究のテーマは、「世界と心繋ぐ197の切手デザイン」です。約8ヶ月間かけて、世界197カ国の切手デザインを制作しました。
実際の展示の様子
この制作を始めたきっかけは、SNSで簡単に人と「繋がる」ことができる時代だからこそ、改めて「アナログなやりとりにはどんな価値があるのか?」と考えたことでした。
手間をかけるからこそ生まれる温もりや温かみを見つめ直し、このテーマを設定しました。
小さな媒体ながらも、人々を繋ぐ大きな役割を果たす「切手」。そのデザインを通じて、世界の国々や文化、人々とのつながりを感じてもらいたいという想いで制作しま...